【だから難しい】英語と日本語の決定的な違い
「英語が苦手・・・」という日本人は、とても多いですね。
英語を苦手と感じるのは、英語と日本語に全然違う部分があるからです。
「英語って難しそう」「何となく英語が苦手」というあなたのために、英語と日本語の違いについて分かりやすく説明します。
アルファベットと漢字の違い
どうして「英語は聞くのが大切」と言われているのか、豆知識的なお話をしますね!
英語はabcd・・・のように「アルファベット」で書きます。
一方日本語は、山森川・・・のように「漢字」で書きます。
アルファベットと漢字は、決定的な違いがあります。
それはアルファベットが「表音文字」、
漢字が「表意文字」ということ。
表音文字は「音を表すための文字」、表意文字は「意味をあらわす文字」です。
日本語は読み方が分からなくても、見た目でなんとなく意味が分かります。
でも、英語は音を意味するアルファベットの並びです。見た目で英単語の発音は分かりますが、単語の意味は分かりません。
例えば「cemetery」という単語を知らなければ、ジーッと眺めたところで「墓地」という意味は分かりません。
でもアルファベットのつづりを見れば「セェマテリィ」という発音は想像できます。
表音文字と表意文字の違いはココ!
英語を聞きとれなければ、英語の意味は分かりません。
だから英語は聞く、つまり発音を学ぶことが大切なんです。
英語と日本語は文法が違う!
英語と日本語では文法が違います。
これが「英語は難しい」と言われる理由の1つでしょう。
普段使っている言葉と文法が違うから、頭がついていかないんです。
日本語の文章
誰が/何を/どうした
・・・の順番に並びます。
英語の文章
誰が/どうした/何を
・・・の順番に並びます。
実際の例文で考えてみましょう
ゆうたが/リンゴを/食べた
▼英語にすると・・・▼
ゆうたが/食べた/リンゴを
日本語は結論が最後ですが、英語では「誰がどうしたの?」と結論を最初に知りたがります。
- 英語は「誰が どうした 何を」の順で文章を作る
- 日本語は「誰が 何を どうした」の順で文章を作る
- 英語は結論を最初に、日本語は結論を最後に言う
音が違う!英語は強弱・日本語は高低
英語と日本語は、全然違う言葉に聞こえますね。
それはもちろんですが、実は英語と日本語では「音」が根本的に違うんです。
例えば英語は話すときに「強弱」をつけますが、日本語は言葉の音に「高低」をつけて話すのが特徴です。
英語の文章を聞いたときに、「え?その単語、言った?聞こえなかった!」という経験はありませんか?
例えばコレ。
Stop it
日本語的な読み方をすると「ストップ イット」ですね。
でも実際に英語で話すときは「スタピット」です。
このように聞こえるのは「Stop」の最初の部分の音を強く読んで、そのあとを弱く読むから。
英語では、英語のフレーズを同じ調子で読みません。
強弱をつけて読むのが当たり前なんです。
日本語が上手な外国人が話しているのをよ~く聞いてみてください。彼らは、強弱を抑えて話しているはずです。
一方日本語は、文章の中で強弱をつけません。
その代わりに、音の高さで言葉に変化をつけています。
文章に強弱がなく音の高低差も変わらないものの代表が、日本の「お経」ですね。
日本人が英語を聞き取れないのは、英語の強弱に慣れていないから。
「強」部分に気を取られてしまい、「弱」が聞き取れていないんです。
だから英会話の練習では、「英語を聞くことから始めましょう」とお伝えしています。
決定的!日本と英語は文化が違う
日本人は、英語圏の私たちから見ると「奥ゆかしい」です。
意見を求めても「YES、NO」で答えず、「曖昧」な表現で返すことが多くありませんか?
「その服はかっこ悪い」と言えばいいところを「いいわ。あなたはその服が良いと思ったのね」と言ったり。
でも英語では、曖昧な表現をほとんど使いません。
「自分の意見を言う」ことが最高のコミュニケーションだと考えている人が多いからです。
日本人は「相手のことを思って」コミュニケーションを取るので、自分の思いをハッキリ表現できないのかもしれませんね。
[char no="4″ char="オリヴィア"]日本語と英語では、文化的な違いがあります。[/char]
あなたが言いたいことを英語にするのが難しいと感じるのは、このためです。
英語の勉強を始めるときは、「あいまいな表現」を止めてみましょう。
YESなのかNOなのか、を基準に考えると分かりやすいですよ。
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